認知症母の日々の進行について

母の認知症

以前のブログに書いた様に、母が認知症と発覚してから2年と少し。
今まで見てきた進行について少し書いてみたい。
老化とは明らかに異なるので、気を付けていれば大体気づくと思われる。

①歩き方の変化

歩幅が小さくなって、段差でつまずくようになる。
明らかに歩き方が異なってきた。母は人よりも足腰が強い人ではあるが、歩幅が圧倒的に小さくなった。
歩き方が遅いというのとは少し違う。最近は顕著になっている様に思える。

②感情の起伏

自分を抑えられなくなる感じ。元々持っていた性格が先鋭化するという印象。
急ぎっぽい人であれば、より急ぎっぽくなる。文句を言いがちな人は今まで心に収めていた文句を外に対して言うようになる。自分の思い通りにならないと騒ぎ出す。
ただ、これを超えるとむしろ無気力になる傾向が出てくると思う。今の母は少し無気力になっている様に思われる。
重症の認知症の人は最終的にボーッとして一日いるような感じになる。そこに向かって進行していると感じている。

③会話の減少

これは最近の症状と見て取れる。
電話で毎日話をしているのだが、話の内容は毎日同じ内容。よほどの事が無ければ向こうから新たな話題を振る事は無くなってきている。
結果として会話と言うか言葉のキャッチボールは減る。
以前は親戚の叔母さんと長電話していたようだが、現在は叔母さんとの電話も短くなっている模様。最近会話の減少が顕著に思われる。

④家の掃除をしない

これは認知症発覚の時点からあったことである。父の仏壇の掃除もしない。茶の間の掃除もしないのでホコリがたまっていたりする。いわゆる掃除全般をしなくなる。
ただ、掃除をしないことを良しとはしていない模様で、ヘルパーさんやケアマネージャーさんを家に入れる事を拒む様になる。

⑤物忘れが酷くなる

外から見てみて、認知症に起因する物忘れと言うのは明らかに加齢による記憶力低下とは異なる。
主として短期記憶を次々と失うイメージ。
例えば、「話そうとしたことを話す時に忘れる」とか「直前の行動を忘れる」とか。但し、全て忘れるという訳ではなく、物事によっては覚えていることもある。(母の場合は怒ったこととか)
認知症で忘れる場合は”全くなかったことになる”と言う忘れ方なので、加齢による記憶力低下とは異なっている。
ひと言で言うと「頭大丈夫か?」と不安になるレベルで物忘れをするので、日々発言とか行動を注意してみれば気づくと思う。
以前よりも短期記憶で忘れる部分が増えつつあると思われる。

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