認知症母が要介護認定を受けるにあたり

母の認知症

まずは要介護認定のシステムについて

仙台市ホームページより

この様なフローで認定が行われる。
図に記載の通り、申請の代行は地域包括支援センターに委託した。
MRI検査及び脳スペクト検査を行って診断を受けているので主治医の意見書は診断した先生にお願いした。実際の提出などに関しても地域包括支援センターにお願いしたので大変助かった。
で、直接対応しなければいけないのが『訪問調査』である。要は行政の審査員が家に来て面談して「この人はホントに介護が必要か?」とか判断するプロセスだ。
要介護認定を受ける中では最重要プロセスと感じた。

以下に要介護認定当日の状況を記載する。

訪問調査への対応は、行政から委託されている訪問調査員の方1名とこちら側は母・私・妻・地域包括支援センターの担当の方・(仮)ケアマネージャーさん。
※母はお試しデイサービスに行ってみたので、その施設のケアマネさんを担当として同席頂いた。
状況を正しく伝えるために万全を期す。
訪問調査員のチェックするシートは事前にダウンロードして熟読しておいた。
(訪問調査員はこのシートをチェックして提出及び判断をする。なので絶対に事前に見ておくこと)
基本的に訪問調査員の方はそのシートにチェックを入れるのが仕事。即ち、そのシートに沿った質問を行う。(但し、所見を書く欄もあるので、状況は細かく伝えた方が良い)

で、実際の訪問調査はどの様なものかと言うと
母への質問は一通りシートの内容に沿って質問するのでさほど時間はかからない。
母への質問の後、私が調査員の方に呼ばれて二人で話をする。(要は母が嘘をついていないか等)
母との話よりもむしろ私と話していた時間の方が長かった。(事前に認知症である事を伝えたので)

ここら辺はさすがプロだと思った。
外面が良い認知症の人間は何でも自分で出来る的な話をする。
そもそも出来なくなっている事を理解出来ない人間に何を聞いても時間の無駄。
初回の介護認定は半年後に再度認定の手続きを踏む事が出来る。
行政としても無駄に認定の手続きを増やしたくないだろうからその辺はキッチリ見るようだ。
(認定のハードル自体は厳しくなっていると言われている)

トータルで一時間程度で全て終了。
母への質問=20分
私への質問=40分
だいたいこんな感じ。
※事前に認知症の診断が出ている場合はその旨を最初に言わないと『認知症の介護認定』というスタンスで話が進まないので、必ず伝える事。逆に言えば認知症の診断が出てから訪問調査という手順を踏んだ方が話がスムースに進むと思われる。

こんな感じで要介護認定の訪問調査をクリアした。
結果として『要介護1』を認定された。

大事なことは『チェックシートを熟知する事』『本人に良いカッコをさせない事』である。調査員に話す事を事前にレポートにまとめておこう。

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コメント

  1. […] 先日のブログで要介護認定当日の話を書いたが、そもそものスタートを端折っていたので、今回追記したいと思う。初めて対応する時は何から手を付けていいか分からなくなるから(笑) […]

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