介護に使うお金の話

母の認知症

2019年1月時点で母の施設探しや体験などの段取りは進めつつ。
(早いか遅いかは別にして)

で、次に気になって来るのは、『¥お金¥』の話。
「有り余る資産があり、不労所得で生活ができ、自分の老後も心配ない。」という人には関係ない話ではあるが、残念ながら私の実家及び私にはそこまで資産が無い。
で、なおかつ母は無年金

実家の資産は現在居住の土地建物と実家の現金である。
実家の土地建物にしても大した金額ではない。
が、母を施設に入れる際に現金で対応しきれない場合には売って補填することを考えている。

ここで私と妻が決めているのは、
『母の介護には我々の資金は一切使わない』
という事である。
自分の老後は自分の資産で対応してもらおうと思っている。
当然我々にも老後の資金は必要なので、ここで資産を切り崩す事で自分たちの老後に不安を残したくない。
これは絶対譲れないラインとして決めている。

土地の名義や預金などは母名義のため、母の認知症が進行し物事の判断が出来なくなった場合、資産を売却する事や預金を下ろす事は出来なくなる。
ゆえに、その際における準備を進めなければならない。

とりあえず二つの手段を検討に挙げている。
①成年後見人制度
②家族信託(を含む民事契約)

友人の弁護士にアドバイスをもらう事にする。

母を施設に入れる段階において、相応のお金がかかる。
で、そのお金は実家の資産売却で対応しようと考えている。
現時点では、多機能小規模施設にて通いで対応しようと思っている。
(母が「自宅に住んでいたい」と言うので)

但し、アルツハイマーの進行が進むにつれて、自宅での一人暮らしは難しくなるであろう。
即ち近い将来、遅滞なく資産を処分して母の住居に充当する必要がある。

///予測される出費///
グループホームで
15万/月=180万/年=1,800万/10年・・・認知症ってこともあり高い!
介護認定が上がって特養に入れたとしても月額は同程度かそれ以上。

母の名義のままでは、私が資産の処分をする事が出来ない。かといって、今相続すると税金がバカにならない。・・・税金納める分があれば母の介護に充てたいし。

【弁護士の意見(友人としての目線も入った意見)】
・①成年後見人制度はやめた方がいい。
→”土地だけ”とか資産を限った対応は出来ない。
→仕事を持っている人が財産目録等を定期的に作成し家庭裁判所に届け出するのは負担。
→別途成年後見人を専門家(弁護士とか)依頼した方がよい。=コストがかかる。
→成年後見人の申し立て=家庭裁判所へ申し立て=手間・時間・コストがかかる。
→専門家に後見人を依頼すると相応のコストがかかる。(最低で2万/月が生きている限りかかる)
→資産売却の際においても裁判所への手続きが必要。=別途コストがかかる。
→「やべ、失敗した」と思っても本制度の手続きのやり直しが極めて難しい。
だいたいこんな感じ。
ちなみに2万×12か月=24万で全てが足りる訳ではない。
金融資産が1,000万を超えたら3万/月~。
資産の大小でも金額は変わって来るし、業務量に関しても同様。

という訳で私としては、 家族信託(を含む民事契約) を選択し進めることにする。
その際に
・定期預金は全て解約し普通預金口座に移す。
・証券も全て現金化。
・普通預金口座のカード・通帳・暗証番号を把握しておく。
で実質現金はコントロールできる。
・土地建物だけの売却・管理については、民事契約でどうにでもできるからと(笑)
のアドバイスをもらった。

方向性は決まった。

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